映画鑑賞のすゝめ、その3
皆様こんばんは。
見ようか、どないか、悩んでいた作品をやっぱり見に行きました。
Arc アーク
個人的にSF映画ってジャンルに惹かれる事が少なく、初めは興味無しだったのですが(笑)。
SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」を、「愚行録」「蜜蜂と遠雷」の石川慶監督が映画化と知って関心を持ちました。
「蜜蜂と遠雷」の時も、あの原作をどう映像化するのか、描写が楽しみでもありました♪
今回主人公の師エマ役の寺島しのぶさん。
個性の強い顔立ちの女優さんなのに、毎回作品ごとにカメレオンの如くカラーを変えれる、スゴイ女性ですよね♡
主人公の人生がストーリーの主体なんですが、カラー画像から途中モノクロ画像に変わるあたりから、人生に対する描写が変化していきます。
前半が<生><動>を感じる描写だったからか、後半<死><静>は結末への展開が呆気なく物足りなさを感じてしまいました。
誰と人生を歩むのか。
不老不死が現実になった時、何を選択するのか。
不老不死を手に入れた主人公が最後に出す、人生の結論。
自分だったら、どういう選択するのかなって考えさせられる、意外とマジメな映画です。
遺体を生きていた姿のまま保存できるようにする施術(プラスティネーション)。
不老不死が当たり前となった世界。
その2点のみSF映画で、他はSFっぽく無い、人間味がある映画です。
6月25日公開。
私を含んで観客数11客、早々に打ち切られる可能性もあるので、劇場で見たい方はお早めにご覧くださいませ♪